嫁たちの解放運動
戦後直後の秋田県のある村でこんな話があるので紹介します。
・・・私の部落は水の悪いところで、井戸水を汲み上げると鉄分が多く真赤になって、白いタオルを一度風呂に使うと赤く染まってしまうほどで、白いワイシャツなんて井戸水ではとても洗たくできなかったんです。
家の前を流れる川の水を嫁さんたちが桶で汲んで風呂をわかす。
これがまた大変な重労働だったんです。
そのため、水道が欲しいということで、仙台の大学の先生を現地によんで電波探知器で調査した結果、160メートル下に良質の水があることを発見しました。
そこで女の人たちが中心になって町役場に働きかけて、生活改善の予算計上に成功し、ボーリングして水を出し、7戸共同で水道をつくる。
それが、部落簡易水道あるいは町全体に上水道ができるきっかけをつくりました。
30年前のことですが、そういうことを30歳そこそこの嫁さんたちの力を中心にみごとにやりとげました。
今はどこでも保育所や幼稚園がありますが、そのころは幼稚園なんてなかった時代です。